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Channel: 名古屋大学 素粒子宇宙起源研究所(KMI)
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久野純治さん、青山龍美さん、それぞれのグループが第24回(2024年度)素粒子メダルを同時に受賞しました

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KMI基礎研究理論部門の久野純治さんと、2016年度まで基礎研究理論部門に所属し以後2022年度まで客員研究員でした青山龍美さんそれぞれの2つのグループが第24回素粒子メダルを受賞しました、9月18日に開催された素粒子論グループの素粒子懇談会でメダルの授与式が開催されました。受賞者のみなさま、おめでとうございます!

受賞者と受賞理由

野尻美保子氏・久野純治氏・松本重貴氏

タイトル
「宇宙暗黒物質の対消滅におけるしきい値共鳴効果の発見」

受賞理由
ダークマターが対消滅する過程において、短距離ではたらく引力によって消滅断面積が劇的に増大する「ゾンマーフェルト効果」を理論的に示した研究が評価されました。この効果は、特にWIMPとよばれるダークマター候補の探索において重要な役割を果たします。宇宙と素粒子を跨ぐ現代物理学の最大の問題であるダークマター研究に多大な影響を与えると考えられています。

青山龍美氏・仁尾真紀子氏・早川雅司氏

タイトル
「レプトンの異常磁気モーメントの高精度理論計算」

受賞理由
レプトンの異常磁気モーメント(g-2)に対する量子電磁力学(QED)の5ループ輻射補正を精密に計算し、標準模型を超えた新物理の探索に貢献した点が評価されました。近年の電子およびミューオン g-2での精密な観測値を標準模型での理論値と比較するためには、QEDに基づく精密な理論計算値が必要です。この研究は、理論物理学の最も精密な予言を可能にする基礎的業績であり、今後の新たな物理理論の検証にとって不可欠なものです。

素粒子メダル

素粒子メダルは、素粒子論の発展に重要な寄与をした素粒子論グループのメンバーを顕彰することで、次世代の独創的研究を生み出したいという願いのもとに創設されました。毎年1〜2件ほどの研究成果が顕彰されます。正しい研究を行っていれば必ず評価されるという信念を共有することで、若手研究者や中小大学研究者に、研究を続けるための大きな勇気を与えることも目指しています。

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